LEDチャンネル文字の【テーパー加工】とは、文字の側面に角度を付ける加工方法です。

通常、細い文字の内部にはLEDライトを仕込むスペースはありませんが、テーパー加工により、細い文字の内部にもLEDライトを仕込むことができるようになります。
テーパー加工を使えば、多くの文字やロゴをチャンネル文字で再現することができます。
この記事では、チャンネル文字の【テーパー加工】について詳しく解説します。
目次
【テーパー加工】とは?
【テーパー加工】とは本来、部品や素材に傾斜を付ける加工のことを言います。LEDチャンネル文字の場合、文字の側面に傾斜を付ける加工のことを言います。
文章だと少し分かりづらいかもしれませんが、図を見ると分かりやすいです。

テーパー加工のメリットはいくつかありますが、最大のメリットは、細い文字の内部にもLEDライトを仕込めるようになる点です。
漢字の“はらい”の先端や、細いアルファベット、そもそも小さな文字など、通常だと内部にLEDライトを仕込むのが難しいデザインも、テーパー加工を使えば忠実に再現することができます。
細かいイラストも再現できるため、LEDチャンネル文字で企業やお店のロゴを作りたいという方から特に人気のある加工方法です。
テーパー加工の費用はサイズやデザインによって違います。デザインがお決まりであれば、無料でお見積りさせて頂きます。
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テーパー加工のメリット
- 細い文字でもLEDを仕込める
- 光のムラが無く視認性が高い
- デザインの自由度・再現度が高い
- 立体感が強調される
- 耐久性が上がる
1. 細い文字でもLEDを仕込める
すでにお伝えしている通り、チャンネル文字のテーパー加工の最大のメリットは、細い文字の内部にもLEDライトを仕込める点です。
通常、細い文字の内部にLEDライトを仕込むスペースはありませんが、文字の側面に傾斜を付けることで、内部にLEDライトを仕込むスペースを確保することができます。
これにより、細い文字だけではなく、漢字の“はらい”の先端や、そもそも小さい文字、細かいイラスト等もしっかりと発光させることができます。
2. 光のムラが無く視認性が高い
通常、漢字の“はらい”の先端にはLEDライトを仕込むことができないため、「先端に行くにつれて発光が弱くなっていく」ことになります。
しかし、テーパー加工を使えば“はらい”の先端にもLEDライトを仕込むことができるため、先端までしっかりと発光させることができます。
これにより光にムラが無くなり、全体が均一に発光することで美しく、視認性の高いLEDチャンネル文字看板に仕上げることができます。
3. デザインの自由度・再現度が高い
テーパー加工を使うことで、細かいデザインや小さい文字が再現可能になり、看板のデザインに対する自由度が大きく向上します。
特に企業や店舗のロゴを再現したい場合に大いに役立ちます。
4. 立体感が強調される
テーパー加工を施すことで、文字に立体感が生まれ、視覚的に強調されます。この特徴は前面/後面発光タイプ、非発光時や明るい場所で顕著になりやすく、この立体感が、看板をより目立たせ、特に遠くからでも視認しやすくなります。
ただし、部分的に太くなることになるため、シャープでスマートなイメージからは離れることになります。とはいえ、発光時はほとんど分かりません。
5. 耐久性が上がる
細い文字は耐久性が低く、強い衝撃で曲がってしまったり、折れてしまったりする可能性があります。
しかし、テーパー加工を施せば、細い文字も部分的に太くなるため、耐久性の向上が期待できます。
実際にテーパー加工を活用した看板例
文章だけだと分かりにくいと思うので、実際にテーパー加工のメリットを活用した看板をご紹介します。1. 繊細なロゴのデザインを忠実に再現した例

看板文字の種類 | チャンネル文字 前面発光(一体型) |
---|---|
サイズ | w600mm×h600mm×d60mm(内背面BOX30mm) |
文字の厚さ | 30mm+浮かせ無し |
LED発光色 | ホワイト |
発光面の素材 | アクリル(ゴールド/ホワイトのグラデーション) |
非発光面の素材 | アクリル(シルバー) |
下部の『UM GOLF』の文字は、通常だと内部にLEDライトを仕込むスペース確保が難しい、小さくて細い文字です。
しかし、テーパー加工を施すことで内部にLEDライトを仕込むことができ、小さな文字も発光させながら全体を均一に光らせた、高級感のあるチャンネル文字看板に仕上がっています。
ロゴのデザインを忠実に再現した例です。
2. 前面・後面発光タイプの立体感を活かした例

看板文字の種類 | チャンネル文字 前面/後面発光(一体型) |
---|---|
サイズ | w2100mm×h750mm×d56mm |
文字の厚さ | 26mm |
LED発光色 | ゴールド |
発光面の素材 | アクリル(ホワイト) |
非発光面の素材 | アクリル(ブラック) |
ぱっと見では分かりにくいですが、文字の側面に緩やかな傾斜が付けられており、前面と後面の発光位置をずらすことで立体感を強調する、さりげない工夫が施されています。
筆記体の細い箇所もムラなく発光しており、非常に高級感のあるLEDチャンネル文字看板に仕上がっています。
まとめ

まとめますと、チャンネル文字の【テーパー加工】とは、文字の側面に傾斜を付ける加工のことで、以下のメリットがあります。
- 細い文字でもLEDを仕込める
- 光のムラが無く視認性が高い
- デザインの自由度・再現度が高い
- 立体感が強調される
- 耐久性が上がる
「細い文字」「小さい文字」と言われても、テーパー加工が必要なのかピンと来ないところもあるかと思います。
そんなときは、まずは一度ご相談ください。
問題なく製作できそうであれば、そのままお見積り・ご注文の流れを進めさせて頂きますし、テーパー加工が必要そうであればご提案させて頂きます。
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