看板は店舗や企業の「顔」となる存在です。だからこそ、長く美しさを保ち、劣化しにくい素材選びがとても重要です。
特に屋外に設置する看板は、雨や風、直射日光などの自然環境に日々さらされるため、「耐久性」と「耐候性」をしっかりと考慮する必要があります。
今回は、人気の高い看板素材であるLEDチャンネル文字(箱文字)、金属切文字、そしてカルプ切文字の3種類に焦点を当て、それぞれの耐久性と耐候性について徹底比較します。
看板の新規制作やリニューアルをお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
「耐久性」と「耐候性」とは?

看板選びの際によく耳にする「耐久性」と「耐候性」ですが、それぞれ意味が異なります。
- 耐久性:素材そのものの強度や寿命を示します。腐食、割れ、摩耗などの物理的な劣化に対する強さです。
- 耐候性:気候や環境要因(紫外線、雨風、温度変化など)への耐性を指します。屋外使用において非常に重要な要素です。
特に屋外看板の場合、耐候性が低いと見た目の劣化や安全性の問題に繋がる恐れがあります。
素材別!看板の耐久性・耐候性を徹底比較
1. LEDチャンネル文字(箱文字)

LEDチャンネル文字(箱文字)は、ステンレスやアルミなどの金属素材を箱状に成形し、内部にLEDを組み込んだ看板です。昼夜問わず高い視認性があり、店舗や商業施設のファサードに多く使われています。
耐久性:LEDライト自体の寿命は約40,000〜50,000時間と長く、金属製のボディも非常に頑丈。弊社では設計寿命を5年とさせて頂いておりますが、適切にメンテナンスを行えば10年以上の使用も見込めます。
耐候性:ステンレスやアルミ素材はサビや腐食に強く、紫外線にも強いため、屋外での使用に最適です。
ただし、電気配線やLED部分には多少のメンテナンスが必要になる場合があります。防水処理がしっかりされている製品を選ぶことが長期使用のポイントです。
もちろん弊社のLEDチャンネル文字は防水仕様です。デザインがお決まりでしたら、無料でお見積りできますのでお気軽にどうぞ。
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2. 金属切文字

金属切文字は、ステンレスや真鍮、アルミなどの金属板を文字の形に切り出したタイプの看板です。シンプルで洗練されたデザインが特徴で、企業のエントランスや案内板などにもよく使われています。
耐久性:ステンレス製の金属切文字は、物理的な衝撃や劣化にも強く、非常に長寿命。ほぼメンテナンスフリーで使用できるのが魅力です。
耐候性:屋外に設置してもサビにくく、風雨や紫外線にも耐えられるため、長期間きれいな状態を保てます。
表面の仕上げ(ヘアライン、鏡面、塗装など)により見た目の印象が変わるため、デザイン性と耐久性を両立したい場合にもおすすめです。
3. カルプ切文字

カルプ切文字は、発泡ウレタン素材(通称:カルプ)をベースに、表面にカッティングシートやインクジェットシートを貼り合わせて成形された軽量な看板です。コストパフォーマンスに優れ、イベントや短期の屋外掲出にも使われます。
耐久性:発泡素材のため、金属系と比較するとやや劣ります。長期間屋外で使用すると反りや変色が起きやすく、5年程度を目安に交換が必要なケースもあります。
耐候性:雨風や紫外線によって劣化しやすいため、長期的な屋外設置には不向きです。屋内や半屋外での使用がおすすめです。
価格が安く、施工も簡単なため、コスト重視のプロジェクトには有効です。短期イベントや季節限定の装飾に適しています。
【比較表】3素材の耐久性・耐候性まとめ
ここまで紹介してきたLEDチャンネル文字(箱文字)、金属切文字、カルプ切文字について、耐久性・耐候性の観点から一覧表にまとめました。看板選びの参考にしてください。
種類 | 耐久性 | 耐候性 |
---|---|---|
LEDチャンネル文字(箱文字) | ◎ 非常に高い | ◎ 非常に高い |
金属切文字 | ◎ 非常に高い | ◎ 非常に高い |
カルプ切文字 | △ やや劣る | △ 劣る |
看板素材の選び方とポイント
どの素材を選ぶべきかは、設置環境や目的によって異なります。以下のポイントを参考にして、自分に合った看板を選びましょう。
- 設置場所:屋外か屋内かで求められる耐候性は大きく変わります。
- 使用期間:短期間であればカルプ、長期設置ならLEDチャンネル文字や金属切文字が最適です。
- コスト重視か、品質重視か:価格を抑えたいならカルプ、品質重視なら金属系。
- デザイン性:立体感や高級感を演出したい場合はLEDや金属が効果的です。
特に屋外での長期使用を前提とする場合は、初期費用が高くても耐久性・耐候性の高い素材を選ぶ方が、結果的にコストパフォーマンスが良くなるケースが多いです。
まとめ:長く使える看板は「素材選び」がカギ
看板の耐久性・耐候性は、集客効果やブランディングにも大きく関わる要素です。特に屋外に設置する場合は、耐候性が低い素材ではすぐに劣化してしまい、見た目の印象も悪くなります。
長期的な使用を考えるなら、LEDチャンネル文字(箱文字)や金属切文字が最適です。一方で、短期間のイベントやコストを重視したい場合は、カルプ切文字も有力な選択肢です。
それぞれの特徴を理解したうえで、設置場所や用途に合った素材を選び、長く愛される看板を作りましょう。
「どの看板素材を選べば良いか迷っている」「設置場所に合うか不安」「見積もりを依頼したい」など、看板製作に関するご相談は無料で承っております。
弊社では、豊富な実績をもとに、お客様のニーズや予算に合わせた最適なプランをご提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。