チャンネル文字看板には『弁当箱』タイプとも呼ばれる構造があります。
今回は弁当箱タイプのチャンネル文字の構造や、取り付け方法、メリット・デメリットを解説します。
関連記事チャンネル文字の解説記事一覧
目次
前提:チャンネル文字の種類
チャンネル文字には【独立型】と【一体型】があり、それぞれに『弁当箱タイプ』と『非・弁当箱タイプ』があります。

▲クリックで拡大
弁当箱タイプのチャンネル文字の特徴

弁当箱タイプのチャンネル文字とは、チャンネル文字の構造が上箱(フタ)と下箱(壁側)に分かれているタイプのチャンネル文字です。
独立型のチャンネル文字の場合、上箱が発光面側になり、下箱にLEDライトが仕込まれています。
一体型チャンネル文字の場合は、チャンネル文字が固定されている背面板が弁当箱の構造になります。

▲一体型・弁当箱タイプの構造
弁当箱タイプのチャンネル文字は取り付ける際に「下箱」をまず壁にビスで固定して、その後「上箱」を下箱の上にかぶせる形で設置します。最後に、上箱をビスで固定することで取り付けが完了します。
弁当箱タイプのチャンネル文字の特徴は、チャンネル文字をビスで固定できるところです。通常のチャンネル文字の場合、ビスではなくアンカーボルトで固定することになります。

▲弁当箱タイプではないチャンネル文字
弊社の場合、特にご希望がなければ、独立型は弁当箱タイプではないチャンネル文字を、一体型は弁当箱タイプのチャンネル文字をご提案致します。設置予定の壁の素材などによりご希望があればお見積り時にお伝えください。
弁当箱タイプのチャンネル文字のメリット・デメリット
弁当箱タイプのチャンネル文字のメリット
独立型チャンネル文字の場合
独立型・弁当箱タイプのチャンネル文字のメリットは、チャンネル文字をビスで固定できるところです。
例えば壁の素材が木材の場合、通常のチャンネル文字だとアンカーボルトで固定する必要があるため、ドリル等で壁に穴を開ける必要があります。壁の裏側にアンカーボルトが貫通する場合は、裏側からナットで固定しますし、貫通しない場合は穴に接着剤を流し込んで固定します。
▲弁当箱型ではない/貫通する
▲弁当箱型ではない/貫通しない
弁当箱型のチャンネル文字であれば、木材の壁に直接ビスで固定できるため、設置が簡単です。
一体型チャンネル文字の場合
一体型・弁当箱タイプのチャンネル文字は、取り付けが簡単な割に耐久性に優れているのが特徴です。
現在、一体型のチャンネル文字は弁当箱タイプが主流です。弊社でも一体型をご希望のお客様には弁当箱タイプをご提案しております。
弁当箱タイプのチャンネル文字のデメリット
弁当箱タイプのチャンネル文字のデメリットは、上下や横から見ると、上箱と下箱を固定しているビスが見えてしまうところです。

隠すことは難しいため、弁当箱タイプのチャンネル文字のデメリットだといえます。

弁当箱タイプのチャンネル文字の設置方法
独立型も一体型も、弁当箱タイプの設置の流れは同じです。
ただし、独立型チャンネル文字は結線作業が必要です。結線には電気工事士の資格が必要になるため注意しましょう。
資格をお持ちでない場合は一体型をお選び頂くか、お近くの業者にご依頼ください。
①下箱の取り付け

まずは、下箱を壁に固定します。箱の内側からビスで固定するので、この時点ではビスが丸見えの状態になりますが、上箱を被せるので完全に見えなくなります。
②上箱(フタ)の取り付け

上箱(フタ)を下箱に被せます。上箱と下箱はぴったりと合うように設計されています。
最後に、上箱と下箱を上下左右からビスで固定します。これで取り付けは完了です。
まとめ
- 弁当箱タイプのチャンネル文字とは、上箱と下箱に分かれている構造のチャンネル文字のこと
- 独立型のチャンネル文字でもビスで取り付けられるのが特徴(通常はアンカーボルト)
- 独立型の場合、壁から浮かすことができないことが欠点
- 上下左右から見ると、上箱と下箱を固定するビスが見えるのが欠点
以上が弁当箱タイプのチャンネル文字についてのまとめです。
繰り返しになりますが、弊社の場合、特にご希望が無ければ、独立型は弁当箱タイプではないタイプに、一体型は弁当箱タイプをご提案いたします。
一長一短なので、設置する壁の素材によって、弁当箱タイプにするか決めるといいでしょう。
なお、ご不明であれば一度ご相談ください。
お問合せ/お見積りはこちら
関連記事チャンネル文字の解説記事一覧